低価格SIMカード、安いSIMフリーでドコモのスマートフォンを月額980円以下で使おう

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■スマートフォンを激安で使う方法

今日はNTTドコモのスマートフォンが手元に余っている、という人や
iPhoneを使っているけど、Androidも一台使ってみたいなぁ、という人には特に、知っていると美味しいんじゃなかろうかと思う「スマートフォンを月額980円以下で使おう」というお話し。

「できるだけ安くスマートフォンを使いたい」
そんな気持は誰にでもある。

景気が悪いこのご時世にならなおのことだ。そもそもスマホやケータイの通信料/通話料は高すぎる。

Galaxy S2 LTEとb-mobileのSIMカード

愛機のひとつNTTドコモの「Galaxy S2 LTE」は、低価格SIMカードで使っている

そんなことを反映してか、このコラム「進め!インターネットマン」のアーカイブでも「第271回: Xperiaを最も安く使う方法 ~ドコモの料金プランとSIMフリーと日本通信のSIMカード~ の巻」は相変わらずアクセス数が多いのだけれど、そちらの情報がそろそろ古くなっているので、情報のアップデートを兼ねて、今回、久しぶりにSIMカードについてまとめてみることにした。

例えば、XperiaやGalaxy SIIIなど、ドコモの人気機種を使いたいと思ったとき、「ドコモショップでないと買えないか」と言えばそうではない。ヨドバシカメラやビックカメラでも買える、とかそういう話ではなくて(*^_^*)。ドコモの端末を譲り受けたり、オークションなどで購入して手元にある場合は、市販のSIMカードを購入することでそれらの端末を使用することができる。

以前紹介したXperiaを激安で使う、b-mobileのSIMカード

以前紹介したXperiaを激安で使う、b-mobileのSIMカード

前回「第271回: Xperiaを最も安く使う方法 ~ドコモの料金プランとSIMフリーと日本通信のSIMカード~ の巻」で紹介した日本通信の「b-mobile」はSIMカードだけで売られている製品で、NTTドコモからOEMを受けて販売されている。

中身はまったくのFOMAカードで、このような販売形態を専門用語では「MVNO」(仮想移動体通信事業者)と呼ぶ。NTTドコモなどから日本通信のような会社が回線契約して(回線を借りて)、それを事業として再販売する。もちろん違法なものではない。

このようにSIMカードだけ販売する会社は、前回記事を書いた頃から続々と登場していて、今では3~4社から選択することができるし、通信速度が遅くて安いものから、LTE(ドコモの「Xi (クロッシィ)」の高速通信ができるもの、データ通信だけでなく通話までできるもの、と様々ある。

NTTドコモの通信網を使っているので、繋がりやすさはピカイチ。圏外の不安は少ない。ネックなのは主にデータ通信速度が遅いこと。たいていは100kbps~150kbpsで、実用的ではあるものの遅い。LTE(ドコモの「Xi(クロッシィ)」に対応できるものもあるが低価格プランだと、オプションを申し込んではじめてLTEが可能になる。ただ、最近になって参入した楽天は、月額980円なのに標準でLTEに対応した。

では、定価格SIMフリーカードの概要を具体的に紹介しよう。

 

■まずはデータ通信だけができるSIMカード

スマホは電話でもあるので「データ通信だけってのはどうなの?」という人も多かろうとは思うけれど、最近は「スカイプ」「LINE」「COMM」「カカオトーク」など無料の通話アプリが普及していて、これらはデータ通信だけで音声通話が使用できるので、知人とは通話アプリで通話するからデータ通信だけで十分、というユーザーも増えている。

SIMカードの大きさ比較

SIMカードの大きさの違い。標準SIMとマイクロSIM

ドコモやソフトバンク、auなど対応する製品が厳密に決められているから、使っているスマホ機種が対応しているカードを選ぶこと。 物理的なサイズがカード「標準SIM(でかい)」「マイクロSIM(小さい)」「ナノSIM(メッサちっさい)」によって異なり、更に通信方式などの違いものあるので「機種」で確認する方が無難。これ最重要。(右図:DTIの「ServersMan SIM 3G 100」より)

日本通信の「b-mobile スマートSIM」
月額定額980円コースでは通信速度が遅く、上り下りともに最大150kbpsに制限されている。月額定額1,980円コースでは速度制限がなくて快適だが、データ通信容量が最大1GBまでの制約付き。使い切っちゃったら980円コースと同様にシフトダウンする。月額定額2,980円では2GB。

ちなみに「Turbo Charge」という機能があって、「来月は出張があるのでガッツリ使いたいよ」というときは月単位で加入できる。いつもは980円コースであっても、Turbo Chargeをオンにすると使いたい時だけ高速通信が利用できて便利。切替はAndroidアプリで行う。データ通信料100MB、525円で180日または利用データ量が100MBに達するまで。

アマゾンやヨドバシカメラでも買えて、それぞれ専用製品の扱いで販売されている。アマゾン版は金色っぽいパッケージだ。

・アマゾン版「日本通信 bモバイル スマートSIM 月額定額 980円」
SIMカードを買うのに¥3,150.-、使用料が毎月980円だ。
アマゾン版「日本通信 bモバイル スマートSIM 月額定額 980円」
> アマゾンでみる

・アマゾン版「日本通信 bモバイル スマートSIM 月額定額 1,980円」
SIMカードを買うのに¥3,150.-、使用料が毎月1,980円だ。
アマゾン版「日本通信 bモバイル スマートSIM 月額定額 1,980円」
> アマゾンでみる

・DTIの「ServersMan SIM 3G 100
月額490円の安さが魅力のDTIの「ServersMan SIM 3G 100」。通信速度は最大100kbps。NTTドコモの通信網に対応。やや高速な通信オプションもあって、100MBあたり263円で「3G」通信となる(LTE非対応)。DTIはプロバイダで知られている会社。

・IIJmioの「mio高速モバイル/D ミニマムスタート128プラン
月額945円で通信速度が最大128kbps。チャージ(クーポンを購入)することによって高速通信ができる。最大ではLTEで受信時100Mbps、送信時37.5Mbps。
通常は安く、出張や旅行時にガッツリ使いたい人に最適。IIJもプロバイダでは大手の企業だ。
> IIJmio

楽天ブロードバンドLTE エントリープラン
ご存じ楽天が参入、月額980円で200MB/月まで、下り最大75Mbps、上り最大25Mbpsで高速データ通信ができるプラン。月額980円なのに標準でLTEが使えるお得感のあるSIMカード。200MBを超過すると100kbpsにシフトダウンして使い放題。

・その他
BB.exciteモバイルLTE

 

■やっぱり音声が欲しいよ、という人のSIMカード

「やっぱり普通の音声通話もできないとね」という人は日本通信の場合、「モバイル・スマホ電話SIM」がある。音声プランにS/M/Lがあって、Sの場合は月額が1,290円で、1,365円(最大32.5分)分の無料通話ができる。超えると時間ごとに課金される。Mは月額2,290円、無料通話分が2,835円(最大75分)だ。 なお、データ通信は別途オプションで先に紹介した980円定額等から選択できる。

スマホ電話SIM
> アマゾンでみる

■注意点

いずれの会社の商品も、NTTドコモの通信網を使用するとはいえ、ケータイ時から使用していたメールアドレスやSPドコメールをはじめ、ドコモ専用のサービスは受けられない。

また、通信速度に制限があるプランでは「遅い」と感じることが多いので、外出先では使い方を考えて利用することが重要だ。

また、スマートフォン端末とNTTドコモではテザリングができる機種であっても、これらフリーSIMカードを使用する場合は残念ながらテザリングは通常利用できない。

使い勝手等は僕の使用談を含めて次回以降に解説したいと思う。

▲ Text : 神崎洋治 (TRISEC International,Inc.)

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