今年のはじめ「どんな一年にしてみようかいな」と考えたんだ。
結果、サッカーのW杯もあるし、いろいろなスポーツやコンサート・イベントなど、「現場」にせっせと顔を出そうと決めた。

とはいえ、仕事は貧乏ヒマなし、過酷な状況が続くなか、なかなか思い通りにはいかない。この数ヶ月も、気合いを入れて望んだ単行本の執筆(日経から来年出版されるぞ/面白いよ、期待してね)や、雑誌のコラム(毎日コミュニケーションズのPC Modeという雑誌を買うべし)、プロジェクト関連の広告やカタログ制作など、毎日が締切、毎日が納期、毎日がデッドエンド、毎日がギリギリ、毎日が死にものぐるい・・とにかくとても充血、いや充実、いややっぱ充血していた。

更に人間ドックを受けたら再検査の嵐・・胃だの大腸だのをかき回され、またもや充血。

ついにもうすぐ死ぬのかと覚悟したくらいだ。

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そんな合間をぬって、東京ドームでポールマッカトニーのコンサートに行ってしまった。昨日。あぁ昨日。毎日が締切なのに、瀕死でダイブといったところだ。それにしてもS席14,000円というとんでもない高額チケットにも関わらず、あのどでかい箱を超満員にしてしまうんだから、やっぱりポールは凄い。この不景気ニッポンにあって凄まじき求心力なのである。

なにはともあれ、ポールと言えばビートルズ。ビートルズの凄さは観客を見れば解る。若者から初老の方まで実に幅広い。多くの人生の中で、ある時期、突然ビートルズとの出会いがやってくる。それは世代を越えてやってくる。ある人は日米安保問題に燃えた頃だったかもしれない。ある人は人権問題に揺れた頃だったかもしれない。そして今日もきっとどこかでビートルズに出会った若者がいるだろう。多くの人が口々に言う"ビートルズが教えてくれた(by吉田拓郎)"と。

9年ぶり3度目の来日公演のポールは2時間30分に渡って熱唱し、23曲ものビートルズを聴かせてくれた。ジョンレノンやジョージハリスン追悼の曲(「ヒア・トゥデイ」「サムシング」)も披露した。みんな思い入れがあるゆえ、賛否いろいろな意見があるだろうが、僕にとっては、21世紀のビートルズ、そして最後のビートルズを感じる時間だった。ビートルズの曲はみんなの心の中にあるエネルギーそのもの、記憶のひとつ。それぞれのたくさんの思い出が詰まっている。誰が歌ってもビートルズの曲はあの曲だけど、ビートルズのライブはポールのライブでしかもう聴けない。

さて、サッカーはJリーグに東京スタジアムと横浜国際へ足を運べたし、W杯では宮城2戦と大阪、来月はトヨタカップとまずまず時間をとれたように思う。野球は日本球児の聖地甲子園でヤクルト-阪神、東京ドームで阪神-巨人を観た。テーマパークにもできるだけ行ったりして。大好きな演劇鑑賞からはもう何ヶ月も遠ざかっていて、なかなか一緒に行く人もいないのでもはや絶望の淵。ライブもコンサートも時間を作るように努力はしたがあまり時間がとれず。映画は子供とのアニメフェア専門(涙;)。あとひと月と少しで2002年も終わる。仕事は毎日が締切、毎日が納期、顔面蒼白ながらそれなりに充実している今日この頃ではある。みんな、今年の目標、達成目指してガンバローなぁ。

近況まで。